サバニ帆漕レース

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6月30日、座間味から那覇へ向けての35kmサバニ帆漕レースが無事終了し僕のチーム源丸は2位でした。
これで4年連続での2位、あと少しのとろこで優勝がすり抜けていきました。
しかし今回の2位は今までとは違い、とても大きいアクシデントを乗り越えた先の2位。僕の中ではまったく違った気持ちがありました。
さらにボスの大城さんが不在のなかキャプテンを勤めるヒデがみんなをまとめゴール!
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風6mの斜め後ろからの風で座間味から那覇に向かうには最高のコンディション。前半から上位集団に入り何度も沈没しそうになりながら持ちこたえ、風を掴みしっかり漕ぎながら着実に進みました。
20kmを超えたあたりで1位のサバニを数十メートル前にとらえ一気に抜かすタイミングを計っていた時それはおこりました。
「パキィ!」一瞬、隣のシートのテラと目が合い次の瞬間、帆が10度根元から横に傾き、だれかが「風を抜いて」とクバさんに指示。
テラと状況を把握しようと見てみると根元部分が割れていて修復は不可能な状態でした。
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10分ぐらいかかり帆を全て外しここから10km以上はみんなで漕いでゴールしよう!と目標は優勝ではなくゴールすることに変わっていた。
当然後ろのサバニに抜かされていたと思いメンバーは戦闘モードからリラックスモードに変わり「このあたりはイルカやウミガメ、サメなんかもいるんだよね!」などの会話をしながら数分漕いでいた時、キャプテンのヒデが「まだ僕たち2位だよ!このまま漕ぎきって2位でゴールしようよ!」。
みんなから「まだ2位にいるんだ」ゴールの那覇も微かにではあるが見える(実はここからが長い)。みんなのモチベーションも再度上がり始め、もう漕がないと思って伴走船に移ったテラも再度、源丸に戻りこのまま絶対に2位でゴールしようとひたすら漕いだ。
当然、帆があり風をもらう方が断然早い、がしかしここから本当にメンバーやサポートしてくれるスタッフみんなが一つになり1時間以上を漕ぎきって2位を維持したまま4時間28分でゴールした。

という達成感がこの表彰式でのみんなの笑顔で分かってもらえる。
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